シアリスが市販化!薬局で買えるようになったED治療薬とは?

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はじめに

これまで医師の処方が必要だったED(勃起不全)治療薬「シアリス」が、ついに薬局で市販薬として購入できるようになりました。
今回の市販化は、18歳以上の男性を対象に、薬剤師の対面指導を受けたうえで購入できる仕組みになるとされています。

この記事では、シアリスとはどんな薬なのか、どんな効果や副作用があるのか、市販化によって何が変わるのかをわかりやすく解説します。


シアリスとはどんな薬?

シアリスの有効成分は タダラフィル です。ED治療薬の一つで、血流を改善することで勃起をサポートします。

特徴的なのは 効果が約36時間持続すること
「週末の薬」と呼ばれることもあり、服用のタイミングをあまり厳密に考えなくてもよい点がメリットです。

また、食事の影響を受けにくいため、他のED薬よりも使いやすいと感じる人が多いのも特徴です。


市販化の内容

今回の市販化(スイッチOTC化)は、次のような条件が想定されています。

  • 対象:18歳以上の男性
  • 販売場所:薬局(薬剤師による対面販売)
  • 条件:購入前に薬剤師から効果・副作用・注意点について説明を受ける必要あり

これにより、これまで医師の診察を受ける必要があったED治療薬が、より身近に手に入るようになります。


シアリスの効果

  • 服用から約1〜2時間後に効果が出やすい
  • 効果は最長36時間ほど持続
  • 性的刺激があって初めて作用するため、「自然な流れ」での勃起をサポート

このように、自由度が高く日常生活に取り入れやすいのが魅力です。


副作用と注意点

シアリスを使用する際には、副作用や併用注意にも目を向ける必要があります。

よくある副作用

  • 頭痛
  • 顔のほてり(潮紅)
  • 消化不良
  • 背中や筋肉の痛み

多くは軽度で一時的ですが、不安な場合は使用を中止し医師に相談してください。

注意が必要なケース

  • 狭心症などで硝酸薬を使用している人(併用禁止)
  • 重度の心臓病や低血圧のある人
  • 強い肝障害や腎障害のある人
  • 他の薬(抗真菌薬、抗生物質など)を使っている場合は相互作用に注意

特に 硝酸薬との併用は危険 で、急激な血圧低下を起こす可能性があります。


市販化によって何が変わる?

これまでシアリスを使いたい場合は、必ず泌尿器科や男性外来などを受診する必要がありました。
市販化によって、次のような変化が予想されます。

  • 医師に行かず薬局で購入できるようになる
  • 利便性は高まるが、自己判断での使用も増える可能性
  • 薬剤師による服薬指導が重要な役割を果たす

まとめ

  • シアリスは タダラフィル を有効成分とするED治療薬で、効果が約36時間持続するのが特徴
  • 今回の市販化で、薬局で薬剤師の説明を受ければ購入できるようになります
  • 便利になる一方で、副作用や併用禁忌に十分な注意が必要です

「気になっていたけれど受診に踏み出せなかった」という方にとって、市販化は大きな一歩です。
ただし、薬の安全な使用のためには薬剤師への相談が不可欠。安心して利用するために、自己判断せず必ず専門家に確認するようにしましょう。

この記事を書いた人
たっつー

はじめまして!薬剤師の「たっつー」です。

病院で3年間の勤務を経て、現在は調剤薬局で働く5年目の薬剤師です。

ちょっとした不調、薬の選び方に迷ったときに、ふと思い出してもらえるような、頼れるブログを目指しています!

どうぞよろしくお願いします!

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