「粉薬を口に入れた瞬間に吐き出してしまう」
「全部飲めたのか分からない」
子どもの粉薬は、多くの保護者が苦労するポイントです。
特に抗生物質は苦みが強いものもあり、嫌がることも少なくありません。
今回は、乳児も含めた粉薬の上手な飲ませ方と、やってはいけない方法をわかりやすく解説します。
なぜ粉薬は飲みにくいの?
粉薬は、口の中で一気に広がるため、
・苦みが強く感じやすい
・舌全体に広がる
・のどに張り付く感覚がある
といった理由で、子どもにとって飲みにくいことがあります。
特に抗生物質は、味をマスキングしていても苦みを感じやすい薬があります。
基本の飲ませ方(王道の方法)
少量の水で練る
粉薬は、水をほんの少し加えて練り、ペースト状にする方法がおすすめです。
目安は「耳たぶくらいのやわらかさ」。
水が多すぎると広がってしまうため、少量がポイントです。
上あごやほほの内側にのせる
練った薬を、
・上あご
・ほほの内側
にそっとつけます。
舌の上にのせると苦みを強く感じやすいため、なるべく避けます。
その後、すぐに水やお茶を少量飲ませるとスムーズです。
一度に全部入れない
量が多い場合は、2回に分ける方法も有効です。
一気に入れると吐き出しやすくなります。
食品に混ぜてもいい?
よくある方法として、
・チョコレートアイス
・ヨーグルト
・ゼリー
などに混ぜる方法があります。
メリット
・苦みを感じにくくなる
・抵抗が減る
注意点
・全部食べきれないと、正しい量が飲めない
・食品との相性で苦みが強くなる薬もある
・ミルクに混ぜると、全部飲まない可能性がある
特に抗生物質は、ヨーグルトと相性が悪い場合もあるため、
混ぜてよいかは薬剤師に確認すると安心です。
特によく出る抗生物質ではクラリス(クラリスロマイシン)は酸性のものと混ぜるとコーティングが剥がれて、余計に苦くなる代表の薬のため避けるようにしましょう。
やってはいけない方法
・大量の水に溶かす
・ジュースにたくさん混ぜる
・嫌がるからと量を減らす
水に完全に溶かしてしまうと、飲み残しが増えやすくなります。
量を自己判断で減らすと、十分な効果が得られません。
抗生物質は特に注意
抗生物質は、
・決められた量を
・決められた日数
しっかり飲み切ることが大切です。
途中でやめたり、飲み残したりすると、
治りが悪くなるだけでなく、耐性菌の原因になることもあります。
吐いてしまったときは?
・直後に全部出た場合
・一部だけ出た場合
状況によって対応が異なります。
自己判断で再度飲ませる前に、薬局や医療機関に相談するのが安全です。
まとめ
・粉薬は少量の水で練る
・上あごやほほの内側へ
・すぐに水を飲ませる
・食品に混ぜる場合は飲み切れる量で
・抗生物質は特に確実に飲む
粉薬がうまく飲めないと、保護者の方も不安になります。
無理に一人で抱え込まず、薬剤師に相談してください。
その子に合った方法を一緒に考えることができます。

コメント