便秘薬の選び方 速効性・おなかにやさしい薬の違いを薬剤師が解説!

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便秘がつらい…でも便秘薬って何を選べばいいんだろう?

下剤って癖になる?毎日飲んでもいいの?お腹痛くなったら嫌だな。

  • 便秘薬の選び方は症状のタイプと体質に合わせることが大切です
  • 👉この記事では薬剤師が、市販の便秘薬の種類・選び方・おすすめ商品を分かりやすく解説します!

便秘薬には種類がある!タイプ別の特徴と選び方

分類作用向いている人主な薬
刺激性下剤腸を直接刺激短期的に
すぐに出したい
コーラック
ビューラックA
浸透圧性下剤腸内の水分量を増やす水分が不足している酸化マグネシウム
膨張性下剤食物繊維を補う慢性的な便秘イージーファイバー
潤滑性下剤便の滑りをよくする硬い便
肛門付近の痛みあり
オイル系

便秘のタイプ別おすすめ市販薬

ストレスや疲れからくる便秘には?

ビューラックA コーラックⅡ(刺激性)

成分服用量価格
ビューラックAビサコジル15歳以上:1回2~3錠
11歳~14歳:1回1~2錠
(空腹時に)
906円https://a.r10.to/hFIGa3
コーラックⅡ同上同上980円
https://a.r10.to/hkuCq8

ビサコジルは大腸を直接刺激して排便を促す刺激性下剤です。 寝る前に服用すると起きた時に排便が促されおすすめ。 効果は比較的速やかだが、長期間にわたって使用すると耐性が生じることがあるため注意が必要。 刺激性下剤は腸の動きが活発になることでお腹が痛くなることもあるため注意 また、空腹時に服用することでしっかりとした効果が得られます。

水分不足・硬い便には?

酸化マグネシウムE便秘薬

成分服用量 1日1回価格
酸化マグネシウム
E便秘薬
酸化マグネシウム
2000mg/6錠
大人15歳以上 3~6錠
11歳~15歳 2~4錠
7歳~11歳 2~3錠
5歳~7歳 1~2錠
5歳未満 服用しない
671円https://a.r10.to/h5hNAx

酸化マグネシウムは腸内に水分を集め便を柔らかくして排便を促す浸透圧性下剤です。刺激性下剤に比べて作用が緩やかで癖になりにくいため子供でもよく使用される薬です。自分の便の調子に合わせて服用量は自己調節可能です。しっかりと日常でも水分補給を心がけるようにしましょう。

食物繊維が足りないタイプには?

イージーファイバー(食物繊維サプリ)

成分服用量価格
イージーファイバー難消化性デキストリン1日あたり1パック1092円 https://a.r10.to/hPahEe

イージーファイバーは医薬品ではありませんが、お通じに関係する食物繊維を含んだサプリメントです。野菜や海藻に多く含まれていますが現代の食生活では不足しがちのため、このようなサプリメントで補うことで改善できる場合があります。食事や飲み物にさっと混ぜ、風味も損なわないため日常でも使いやすい商品かと思います。

肛門出口付近に硬い便が詰まっている人は?

オイルデル

成分服用量(15歳以上)価格
オイルデルDSS 水分浸透成分
麻子仁末 オイル成分
3~4CP /1回
服用は朝・夕の1日2回
空腹時
997円https://a.r10.to/hYPiuK

便に水分を与えて柔らかくするDSSという成分と、腸壁や肛門部を潤滑油成分でスルッと出るように自然な排便を導いてくれます。腸を刺激しないためお腹が痛くなりにくく、癖にもなりにくい薬です。

便秘薬を選ぶときの注意点

毎日使うのはNG?刺激性の使いすぎに注意

 毎日使ってもいいの?と思われる方も多いでしょう。後述しますが、基本的に慢性的な便秘の場合は生活習慣の見直しを行うことが大切です。それでもすぐに改善することが難しい場合や、改善しても便秘薬が必要な場合もあるかと思います。基本的に毎日使用する場合は便を柔らかく、出しやすくするような薬を使うようにしましょう刺激性下剤は連用することで癖になりやすく、大量に使用していると薬なしでは排便がうまくできなくなるようになるかもしれません。

妊婦・高齢者・子供はどれが使える?

 妊娠中…妊娠中に使用する薬剤は基本的にかかりつけの産院の先生と相談して処方してもらうようにしてください。体の状態によって使用できる薬が異なることがあります。

 高齢者…高齢者は基礎的な代謝や排泄が低下していることがあるため、状態や併用薬によって使用できる薬剤が限られ、市販薬が推奨できない場合がありますが、今回紹介した薬剤はどれも症状に合わせて使用することができます。

 子供…子供の便秘には酸化マグネシウム、イージーファイバーがおすすめです。

慢性的な便秘は生活習慣の見直しも必要

便秘の原因として食生活や生活習慣が関わっていることが多く、改善することで便秘の改善を図ることができる可能性があります。野菜(キャベツ、ホウレンソウ)、納豆などをとることを心掛け食物繊維を積極的に摂取することで腸の動きを活発化することや、ヨーグルトなどの乳製品を摂取し腸内環境をととのえることが効果的と言われています。そのほかにも水分を多めにとることを心がけることや、適度な運動を習慣化することも大切です。

まとめ|症状に合った便秘薬を正しく選ぼう

  • 便秘薬は「早く出したい」のか「自然に改善したいのか」で選び方が変わります
  • 成分・副作用・使用期間に注意しながら使いましょう
  • 薬を使っていても症状が改善しない場合や、症状が長引く場合は、医療機関での相談をオススメします

この記事を書いた人
たっつー

はじめまして!薬剤師の「たっつー」です。

病院で3年間の勤務を経て、現在は調剤薬局で働く5年目の薬剤師です。

ちょっとした不調、薬の選び方に迷ったときに、ふと思い出してもらえるような、頼れるブログを目指しています!

どうぞよろしくお願いします!

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