薬局で薬を受け取るときに「ジェネリックにしますか?」「先発品のままでよろしいですか?」と聞かれ、どう答えたらいいか迷ったことはありませんか?
この記事では、**ジェネリック医薬品とは何か?先発医薬品との違いは?どちらを選べばいいのか?**をやさしく解説します。これを読めば、薬局で自信をもって選べるようになります!
■ ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品の特許が切れたあとに販売される、同じ有効成分・同じ効き目を持つ薬のことです。
例えるなら、
- 先発品:有名ブランドの製品
- ジェネリック:その製品とほぼ同じ性能を持つ、品質の良いノーブランド品
といったイメージです。
■ 先発品とジェネリックの違い
項目 | 先発医薬品 | ジェネリック医薬品 |
---|---|---|
成分・効果 | 同じ | 同じ |
製造元 | 新薬メーカー | ジェネリック専門メーカーなど |
開発コスト | 高い(研究・臨床試験など) | 安い(試験の一部省略可) |
値段 | 高め | 安め(半額以下も) |
添加物や形状 | メーカー独自 | 別の添加物になることも |
飲みやすさなど | 人によって相性があることも | 種類によって飲みやすさが異なる(飲みやすい工夫がされているものも) |
■ ジェネリックって本当に効くの?
はい、国が「先発品と同じように効く」と認めたものだけがジェネリックとして販売されます。
- 有効成分の吸収や効果の出方も、先発品とほぼ同じ範囲に収まるよう厳しく試験されています。
- ただし、添加物や薬の形、味などが違うことがあり、体質によって合う・合わないと感じる場合もあります。
✅ もしジェネリックが体に合わないと感じた場合は、薬剤師に相談すれば先発品に戻すこともできます。
※一度調剤された薬を変更することは不可能なため調剤前に相談しましょう。
■ どう選べばいいの?
薬剤師に聞かれたときに迷ったら、以下を参考にしてください。
▼ ジェネリックがおすすめのケース:
- 少しでも薬代を抑えたい
- 同じ効果ならコスパを重視したい
- 長期間服用する薬で、継続的に経済的負担を減らしたい
▼ 先発品がおすすめのケース:
- 過去にジェネリックで体調が合わなかった
- 味や飲み心地にこだわりがある
- 医師から「先発品が望ましい」と言われた
✅ どちらを選んでも、**効果が大きく変わることは基本的にありません。**不安なときは薬剤師に遠慮なく相談しましょう。
■ まとめ
薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれたら、まずは**自分の希望(価格・飲みやすさ・過去の経験)**に基づいて選びましょう。
- 同じ効果で安い方がいい → ジェネリック
- 過去にジェネリックが体に合わなかった → 先発品
どちらを選んでも、薬剤師がしっかりサポートしてくれます。迷ったら「相談させてください」と言えば大丈夫です!
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