「病院でもらう湿布って、意外と安い気がする…」
「ドラッグストアの湿布のほうが高いのはなぜ?」
こう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、病院で処方される湿布と市販の湿布では、値段の決まり方が大きく違います。
今回は、処方湿布と市販湿布の違いをわかりやすく解説します。
※お薬の使用については、医師や薬剤師の指示を優先してください。
病院の湿布は「保険」が使える
病院で処方される湿布は、健康保険が適用されます。
そのため、患者さんが支払うのは
・1割負担
・2割負担
・3割負担
といった自己負担分だけです。
たとえば湿布の薬価が1000円分だった場合でも、
・3割負担 → 約300円
・1割負担 → 約100円
という支払いになります。
これが「安く感じる」大きな理由です。
市販の湿布は保険が使えない
ドラッグストアで購入する湿布は、
健康保険が使えません。
そのため、価格はすべて自己負担になります。
また、市販薬は
・販売コスト
・広告費
・流通コスト
なども価格に含まれるため、処方薬より高く感じることがあります。
同成分のものも多い
市販湿布と処方湿布は、成分や量が違う場合もありますが、医療用と同成分配合されているものもあります。(ロキソニンテープ、ボルタレンテープ)
・処方湿布:ロキソプロフェンなど医療用成分
・市販湿布:同じ成分でも濃度が違うことがある。
(ロキソニン、ボルタレンは同容量あり)
医療用のほうが、使用目的がはっきりしていることが多いです。
湿布は処方枚数に制限がある
湿布には、実は処方枚数のルールがあります。
現在は
1回の処方で最大63枚まで
という制限があります。
これは、湿布の過剰処方を防ぐために決められています。
1割負担や、負担なしで大量に湿布をもらって人に配ったり、家に沢山ため込んでいる人が残念ながらたくさんいます。
市販の湿布薬が高いと感じるその金額が、国の医療費で使われているということを全員が意識することが国民皆保険を継続できることにつながると思います。
市販湿布のメリット
市販湿布にもメリットがあります。
・すぐ購入できる
・病院に行かなくてよい
・種類が多い
軽い痛みの場合は、市販湿布でも十分なこともあります。
まとめ
・病院の湿布は保険が使える
・市販湿布は全額自己負担
・成分や量が違うこともある
・処方湿布は枚数制限がある
「なぜ安いの?」と思った背景には、
保険制度の仕組みがあります。
気になることがあれば、薬局で気軽に相談してみてください。

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