「子どものシロップ薬が少し余ったけど、次に熱が出たときも使える?」
「冷蔵庫で保管していたから大丈夫かな?」
このように悩んだことはありませんか?
シロップ薬は飲みやすい反面、保存方法や使用期限に注意が必要な薬です。
今回は、シロップ薬はいつまで使えるのか、正しい保存方法や注意点について薬剤師がやさしく解説します。
シロップ薬は余ったものを次回に使っていい?
基本的にはおすすめできません。
シロップ薬は、そのときの症状や体重、年齢に合わせて処方されています。
また、病気の原因が違えば必要な薬も変わるため、自己判断で前回の薬を使うのは避けましょう。
特に子どもは体重の変化が早いため、以前と同じ量が適切とは限りません。
シロップ薬の期限はどれくらい?
処方されたシロップ薬には、薬局で「〇日分」として渡されることがほとんどです。
そのため、処方された期間内に飲み切ることが基本です。
飲み終わったあとに残った薬は、次回のために保管するのではなく、不要であれば処分を検討しましょう。
といっても頓服で使った薬や、症状が治まって余りが使えたら…という場面もあるかと思います。
そういった場合に参考になる考え方を下に記します。
シロップは水で希釈されている場合とシロップだけで構成されている場合があります。
水で希釈されている場合は雑菌が繁殖しやすいため7日以内が安全です。
シロップだけの場合は7日以上持つことが多いですが、薬局の指示に従うようにしましょう。
市販のシロップ薬は未開封であればパッケージに記載された使用期限がありますが、開封後は品質が少しずつ変化する可能性があります。
商品の説明書に記載された保管方法や使用上の注意を確認しましょう。
冷蔵庫に入れておけば大丈夫?
「冷蔵庫で保管しているから安心」と思われる方もいますが、必ずしもそうとは限りません。
薬によって適切な保存方法は異なります。
多くのシロップ薬は冷所保存が推奨されますが、中には室温保存が適しているものもあります。
薬局で説明を受けた保管方法を守ることが大切です。
迷った場合は、薬局へ確認しましょう。
シロップ薬を保存するときのポイント
直射日光を避ける
高温になる場所は避けましょう。夏場の車内も高温になるため注意が必要です。
キャップはしっかり閉める
空気や雑菌が入りにくくなります。
子どもの手が届かない場所に保管する
誤飲を防ぐため、高い場所や鍵のかかる場所がおすすめです。
見た目に異常があるものは使わない
次のような変化がある場合は使用しないでください。
・色が変わっている
・においが変わっている
・濁りや沈殿がある(本来ないもの)
・容器が破損している
飲み残したシロップ薬はどう処分する?
不要になったシロップ薬は、自治体のルールに従って処分しましょう。
処分方法が分からない場合は、薬局へ相談すると安心です。
※以前ご紹介した「薬の正しい処分方法」の記事も参考にしてください。
よくある質問
Q. 兄弟なら同じシロップ薬を使ってもいい?
基本的にはおすすめできません。
体重や年齢、症状によって必要な薬や量が異なります。
Q. 熱が出たら前回の薬を飲ませてもいい?
原因が前回と同じとは限りません。
自己判断では使用せず、医師や薬剤師に相談しましょう。
Q. 冷蔵庫で数か月保管していました。使えますか?
処方薬は、処方された期間内に使用することが前提です。
数か月経過したものは使用せず、新たに受診することをおすすめします。
まとめ
シロップ薬は、
・処方された期間内に飲み切ることが基本
・余った薬を次回に使うのは避ける
・薬ごとの保存方法を守る
・見た目やにおいに異常があれば使用しない
ことが大切です。
子どもの薬は、年齢や体重、症状に合わせて処方されています。
自己判断で使わず、不安なことがあれば医師や薬剤師へ相談しましょう。


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